花 男 二 次 小説。 sweetspacebycocoarose

どこにいても、司の名前が、「道明寺」という名前が、耳に、目に入ってくる ただ、それだけ……
次から次へと浮かんでくる牧野の姿を、頭から振り払うために、どちらにしても、俺はそろそろ起きたほうが良さそうだ 2年後、高校を卒業したつくしは、いつか家族全員で住めるような家を建てたい
確かに、ひとつわかっていることが、ある これまでの気持ちをかき消すかのように、 それぞれが新しい環境に、没頭していく
まぶたなんか、パンパンよ」 そう言って、無理に笑う彼女に、 「今日の牧野、すっげー美人」 こんなふうにしか言ってやれない、自分が それとも、自分と同じように眠れずに、ただ過ぎていく時間をみつめているのか
フロントからの電話を待っていた総二郎は、この時間になっても連絡がないところをみると、牧野もまた、ひとり部屋にいるのだろう 「悪い

何もしていない、ということは、牧野に対して特別な感情なんて、持っていないってことじゃないのか? 総二郎は、自分のなかで、そう結論がでたことで、ほっとして、 「やれやれ」 と、ため息をついた。

長男稑(りく)が誕生。

そのくせ、目を閉じて、再び考えてしまうのは、先ほど別れたばかりの、牧野のこと。

穏やかだが、男らしい渉に惹かれ、2年後に結婚。

それは、牧野にとって、普通の失恋以上に、傷が癒えるまでに時間がかかるということではないだろうか。

それは、今までは司の彼女として、そして高校からの友人として、F4共通の仲間として、受け入れているということとは、違うのだろうか。

失恋してしまった牧野、それも、相当の困難を乗り越えて、やっと結ばれた想いを失くした彼女のことが、心配だと思った。